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長月天音「キッチン常夜灯」の読む順番と刊行情報の一覧

本記事では、「キッチン常夜灯」シリーズの読む順番と新刊情報をまとめます。

長月天音「キッチン常夜灯」シリーズの読む順番は「刊行順」がおすすめです。

目次

「キッチン常夜灯」シリーズの読む順番

続いては読む順番です。

現在の刊行情報は以下の通り。

では、それぞれを見ていきましょう。

『キッチン常夜灯』

シリーズ第1巻は『キッチン常夜灯』です。

発売日:2023年9月22日

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街の路地裏で夜から朝にかけてオープンする“キッチン常夜灯”。チェーン系レストラン店長のみもざにとって、昼間の戦闘モードをオフにし、素の自分に戻れる大切な場所だ。店の常連になってから不眠症も怖くない。農夫風ポタージュ、赤ワインと楽しむシャルキュトリー、ご褒美の仔羊料理、アップルパイなど心から食べたい物だけ味わう至福の時間。寡黙なシェフが作る一皿は、疲れた心をほぐして、明日への元気をくれる――共感と美味しさ溢れる温かな物語。

『キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ』

シリーズ第2巻は『キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ』です。

発売日:2024年5月24日

夜から次の日の朝まで開いているビストロ「キッチン常夜灯」。同期の南雲みもざに連れられて、34歳のつぐみは初めて店に足を踏み入れて以来、「今日は常夜灯に行く」ことを、仕事のモチベーションにしている。つぐみは、みもざが店長を務めるチェーン系レストランを経営する株式会社オオイヌ・本社営業部に所属している。「女性活躍」の目標のもと、女性が店長になった代わりに、ベテランの男性社員が本社勤務になった。そんな彼らに気を遣いながら、日々仕事に忙殺されているが、直接お客さんと接するわけではなく、やりがいを見出すことが難しい。結婚を意識する彼氏とも、最近ぎくしゃくしはじめている。仕事で疲弊する分、オフを充実させようとするものの、充実が何なのかが自分でもよく分からず、毎日不満とストレスだけが蓄積されていく。そんなある日、秋のデザートメニュー開発を頼まれてしまい……。

『キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン』

シリーズ第3巻は『キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン』です。

発売日:2024年12月24日

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チェーンレストラン「シリウス」を運営する株式会社オオイヌに入社したかなめは、店舗でやりがいのある日々を送るも、数年後に製菓部への異動を告げられる。製菓部は製菓工場内にあり、どこか閉鎖的な部署だ。頭の固い製菓部長のもと、早く仕事を覚えて戦力になりたいと思うものの空回りする日々。偶然再会した幼なじみの柊太はカフェで楽しそうに働き、しっかり自分の夢を持っていた。異動願いを出すべきか踏ん張るべきか、30歳を前にして焦りが増していく。ある日、デザートの打ち合わせに神保町の本社を訪れたかなめは、新田つぐみと出会い、「キッチン常夜灯」を教えてもらう。シェフたちとの交流と丁寧な料理を通じて、仕事のやりがいや働く環境、そして自分自身にじっくり向き合うようになる。

『キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ』

シリーズ第4巻は『キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ』です。

発売日:2025年10月24日

チェーンレストラン「シリウス」池袋店の店長であるいつきは45歳。数年前の「女性活躍」方針以前から、いつきは自力で店長になり、都心の店を回してきた。だが最近、店長会議で、若手の女性が臆せず発言したり提言したりするのを聞いて、たじろぐと同時に、これまで自分がやってきたことは古いのかとモヤモヤしてしまう。また、頼りにしていた若手が突然やめると言い出し、説得を試みるものの彼の意思は変わらない。私は「ずっとここにいる人」という目で見られているんだろうなと虚しく思ってしまう。そんなある日、水道橋の倉庫で作業をしたあと、「キッチン常夜灯」を見つけ、お酒と食事を楽しむかなめに偶然出会い、「変わることを恐れてはいけないと、ここで気づかされた」という話を聞く。シェフたちとの交流と丁寧な料理を通じて、仕事のやりがいやこれまで積み重ねてきたこと、そして自分自身にじっくり向き合うようになる。

長月天音「キッチン常夜灯」シリーズとは

そもそもこのシリーズってどんなだっけ?という人向けの概要です。

タイトル「キッチン常夜灯」シリーズ
作者長月天音
出版社角川文庫
既刊4

📗シリーズ紹介

都会の路地裏にひっそりと灯るビストロ「キッチン常夜灯」を舞台に、働きづめの日々を送る女性たちの“疲れた心”と“癒しの時間”を丁寧に描いた作品です。夜9時から翌朝7時まで営業という非日常的な時間帯の中で、チェーンレストランの店長・南雲みもざが静かに自分を取り戻していくさまが、食事や人との関わりを通じて描かれます。

この作品の魅力は「食」と「仕事」のリアルな接点にあります。昼間は戦闘モードで戦うみもざが、夜の「キッチン常夜灯」で供されるポタージュ、仔羊のロースト、アップルパイといった料理によって少しずつ心をゆるめ、再び前を向く姿が、読む者にそっと“このままでいい”という安心を与えてくれます。

また、作者長月天音自身が飲食店勤務経験を持っており、その視点から描かれる飲食業界の現場感や、店と客、人と人の距離感にも説得力があるのも魅力です。

読者は「行き場のない夜」「ひと息つきたい夜」「自分に戻りたい瞬間」を思い起こしながら、まるで自分もそのビストロのカウンター席に腰掛け、静かにワインと料理を楽しむような気持ちでページをめくることができるでしょう・・!

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